=JR連合 第31回中央委員会=

  JR連合は2月5日、静岡市「ホテルアソシア静岡」において第31回中央委員会を開催し、目前に迫った2019春季生活闘争をはじめ、安全の確立や民主化闘争の完遂等を柱とする当面の活動方針を決定した。

  あいさつに立った松岡会長は、①安全の確立に向けた取り組み、②2019春季生活闘争の取り組み、③民主化闘争の完遂に向けた取り組み、④産業政策課題の解決に向けた取り組み、⑤政治活動の取り組みについて所信を述べた。
  2019春季生活闘争については、連合方針に基づき経済の自律的成長と社会の持続性を実現するため、賃上げの継続による「底上げ・底支え」「格差是正」と「すべての労働者の立場にたった働き方」の実現を同時に推し進める考えを示した。また、「中期労働政策ビジョン2014〜2018」に基づく5年目の闘いであることを踏まえ、目標に一歩でも近づくよう加盟単組に総力を挙げた取り組みを要請した。
  政策課題の実現に向けては、持続可能な交通体系の確立と維持・発展に向けて「チーム公共交通」「チーム地域共創」の形成を提言しているなか、新たな課題も次々に顕在化しており、組織課題も含めた課題解決には政治との協力は極めて重要であり、私たちの政策活動に賛同し信頼できる議員との連携を深めるため、今春の統一地方選挙や今夏の参議院議員選挙において、推薦候補全員の必勝に向けて全力で取り組む決意を明らかにした。
  議事では、純ベア3,000円を含む月例賃金6,000円以上の賃上げやすべての労働条件について改善を図る総合生活改善闘争の強化、非正規労働者の処遇改善等、すべてのJR関係労働者の労働条件向上を目指す2019春季生活闘争方針等、当面の活動方針(案)が提案された。これに対して11名の中央委員が発言し、活動方針(案)を補強した上で、全ての議案が満場一致で決定した。

更新日:2019-02-05 17:16